【独自】鈴鹿強殺で女性の夫と長女ら逮捕 三重県警、同居の男も
2023年5月23日 12時55分 (5月23日 12時56分更新)

 三重県鈴鹿市のアパートで3日、住人のブラジル国籍の女性が殺害され所持品を奪われた強盗殺人事件で、県警鈴鹿署捜査本部は23日、強盗殺人の疑いで、同国籍の夫(48)と長女(25)=ともに同県四日市市=、この2人と同居する男の計3人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
 捜査本部によると、死亡した女性は、工場従業員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)。

 アルメイダさんは3日夜、アパート屋外にある共用階段の下で、首から血を流して意識不明の状態で倒れているのが見つかり、搬送先で死亡が確認された。首を中心に10カ所前後の切り傷や刺し傷があり、刃物で襲われたとみられる。現場に所持品はなく、事件発覚後に鈴鹿市外で発見された。

 捜査本部は遺体の状況から、犯人は強い殺意をもって犯行に及んだと判断。現場周辺の防犯カメラを分析し、不審者や不審車両を洗い出すとともに、アルメイダさんの親族、知人らから話を聴いてトラブルがなかったかを調べていた。捜査本部への取材では、アルメイダさんは昨年11月、家族間のトラブルを巡って110番し、警察官が対応していたという。

https://www.chunichi.co.jp/article/695056