天皇陛下が荒川ロックゲートを災害対策支援船上から視察 荒川側から旧中川への移動を体験

天皇陛下は22日、東京都江戸川区を訪れ、荒川と旧中川を結び船の往来を手助けする閘門(こうもん)「荒川ロックゲート」を船上から視察された。陛下は、水問題の研究をライフワークにしている。

荒川ロックゲートは水位の異なる二つの川を船が通行できるようにする施設で、災害時は救援物資の運搬や被災者の救出活動に使うことを想定する。陛下はこの日、災害対策支援船に乗って担当者の説明を聞きながら、荒川側から旧中川への移動を体験した。ゲートが開く際、自らカメラで撮影していた。

このほか、近くの大島小松川公園にある旧小松川閘門や、水運の歴史に関する資料などを展示する江東区中川船番所資料館を見て回った。

陛下は3月、米ニューヨークの国連本部で開かれた「第6回国連水と災害に関する特別会合」で、ビデオ形式で基調講演し、徳川家康が幕府を開いた江戸の水運網や洪水対策などを紹介した。(共同)

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