大賞に「家事仕事 二刀流だし 二倍速」 働くパパママ川柳

オリックスは23日、仕事と子育てに奮闘する親や家族の日常をテーマにした「働くパパママ川柳」の入賞作品を発表した。過去最多の6万2662作品の応募があり、大賞には「家事仕事 二刀流だし 二倍速」が選ばれた。

大賞は42歳の男性の作品。家事と仕事の掛け持ちを「二刀流」、素早く取り組まなくてはいけない様子を「二倍速」で表現。慌ただしくも、たくましく切り盛りしている「パパママ」の姿を鮮やかに描いた。

 パパママ目線賞には「パパ育休 リスキリングは 家事スキル」(30歳男性)や、「退勤し 10秒後には 米を研ぐ」(36歳女性)など6句が選ばれた。リスキリング(学び直し)やリモートワークといった新しいキーワードを使って仕事と家事の両立で起きる出来事をユーモアたっぷりに表現した句が多かった。

子ども目線賞には9歳女児の作品「スマホより もっとわたしを 見てほしい」、じぃじばぁば目線賞には85歳の男性が詠んだ「ベビーカーを 操っている 返納後」が選ばれた。それぞれの世代から見た子育てや仕事についての目線を詠んだ。

 優秀賞は10句で「バリキャリか ゆるキャリしかない 女性像」(35歳女性)や「上司の子 待ち受けで知る 急成長」(26歳男性)などが選ばれた。

https://mainichi.jp/articles/20230523/k00/00m/040/135000c