京都・高台寺「ねね」ゆかりの打敷、往時の鮮やかさ戻る…修理終え一般公開へ

豊臣秀吉の妻・ 北政所 (ねね)が創建した高台寺(京都市東山区)に所蔵され、桃山文化を代表する染織品「 打敷 」2点の修理が終わり、26日、報道陣に公開された=写真=。
6月1日から同寺掌美術館(同区)で順次、一般公開される。

打敷は仏前の卓上などに敷き仏具を載せる装飾具。ねねら高貴な女性が着ていた小袖を仕立て直したとされる。寺は2018年度から所蔵する12点の修理を始め、既に8点が終了していた。

今回の2点は、1.7メートル四方と1.3メートル四方。色鮮やかな糸で花などの文様を表す「 唐織 」という手法で織られている。1年かけて傷んだ部分を糸などで補強した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230527-OYT1T50111/

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