スニーカーは3割以上が偽物? 真贋鑑定のプロが語る偽ブランド市場の実態と本物を見分けるポイント


「製造しているのはほとんど中国。最近ではベトナムも増えています。どういうふうに税関を通過するのかはわかりませんが、コンテナで入ってくるパターンが主流です。それ以外だと少し前は日本の商品を仕入れて中国で売りさばく爆買い<cアーの参加者が手荷物として持ち込むというパターンもありました」

【画像】すごい…!本物と偽物スニーカーの「見分け方」画像…!

そう語るのは、ブランド品の真贋鑑定サービス『フェイクバスターズ』を手掛けるIVA鰍フCEO・相原嘉夫氏だ(以下、コメントはすべて相原氏)。

偽ブランド品といえば、かつてはバッグや時計だったが、最近ではそのフェイク市場に異変≠ェ起きているという。

「最近増えているのがスニーカーです。スニーカーの市場が1年ごとに数倍というペースで拡大していた時期に、ルイ・ヴィトンなどのフェイクを作っていた工場がスニーカーにシフトするということがけっこうあったんですよ。中には高いものもありますが、単価はバッグなどと比べると安め。そして毎週新しい商品が出るので、好きな人は何足でも買う。それで一気にフェイクが増えました」

IVAによると依頼された案件でフリマアプリに出品されたスニーカーを鑑定したところ、34%が偽物だった例があったという。『フェイクバスターズ』は’19年の立ち上げ以来累計鑑定数100万件超を数え、国内No.1のシェアを誇る。中でも難しいと言われるスニーカーの真贋判定にかけては定評があり、同社の受注の9割を占める。

スニーカーといえば、日本では’95年に『エアマックス』がブームとなったことを思い出す人もおおいだろう。だが、近年では人気商品には定価の30〜50倍の値段がつけられ、投資の対象にもあるというまた違ったブームが世界的に起きていて、その市場規模は100億ドルに達しているとも言われている。そんな市場があれば、当然フェイクを作る者も出てくるわけだが、バッグなどと違ってスニーカーの真贋を見分けることは難しいのだという。

以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/4279a73e2b15f84548372cb4302bfe9d92f65851