マイナンバーカードの取得者に付与される「マイナポイント」を巡り、熊本市は26日、申込者ではなく、手続きを支援した職員に誤って付与されるミスが1月に起きていたと発表した。

 市によると、申込者は同月31日に中央区役所の窓口に申し込みの相談に訪れた。本人のスマートフォンでの操作がうまくいかなかったため、対応した会計年度任用の男性職員(60歳代)が
私有スマホを貸し、申込者本人にマイナンバーカードの読み込みや暗証番号の入力をさせて手続きをした。

 3月に申込者からポイントが付与されていないとの問い合わせがあり、男性職員のスマホの決済サービスに2万円分が付与されていることがわかった。市が現金で弁償し、男性職員は市に返金したという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230527-OYT1T50124/