https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013997421000.html

桃の節句 京都 下鴨神社で4年ぶりに「流し雛」

3月3日は桃の節句です。

京都市の世界遺産、下鴨神社では、紙でつくったひな人形を川に流して厄をはらう「流し雛(びな)」が、4年ぶりに行われました。

京都市左京区にある下鴨神社の「流し雛」は、桃の節句にあわせて、紙でつくったひな人形を川に流して厄やけがれをはらう神事で、新型コロナの影響でことし4年ぶりに開催されました。

境内を流れる御手洗川のほとりでは、平安時代の装束に身を包んた男女が、ゆっくりとした手つきで、かごに乗せた紙のひな人形を流しました。

続いて幼稚園児や舞妓、それに京都タワーのマスコットキャラクターなどが次々と紙の人形を流していきました。

このあと一般の参拝者たちも「流し雛」を行い、訪れた人たちは人形でいっぱいになった川の様子を写真に撮るなどしていました。

平安時代の装束で参加した市野夕貴さんは「5月に結婚式を控えているので、練習という気分で役をつとめました。改めて健康を願う機会にもなり、明るい気持ちになりました」と話していました。