―戸田さんは、新興宗教家庭で育ったことを公表されています。いわゆる「宗教2世」ということでしょうか。https://news.livedoor.com/article/detail/24314247/

戸田真琴さん(以下、戸田) 母親が熱心な宗教2世で、私は実は3世なんです。うちの問題って、おそらく宗教2世的な問題と、母親と父親自身の人間性の問題とが混ざってキツくなっていたのが実態だと思うので、純粋な「宗教2世問題」かというと違うのかもしれないんですけど。

 例えば私の家は「婚前交渉禁止」だったんですが、それは宗教的な要因というより、母親の価値観的な部分、今思うと母親には強いミサンドリー(男性への嫌悪)があったと思うんですが、そこからくるもので。

小さい頃は同じ宗教の子としか遊ぶことを許されず
――複合的な要因があるということですよね。

戸田 はい。そもそもは祖父母が宗教に入っていて、その影響で母親がかなり熱心な信者になりまして。父親は「母親と結婚したいから宗教を受け入れた」という形だったので、彼自身はそこまで熱心な信者というわけではないんですけど。

 でも母親の宗教に対しての熱みたいなものに違和感を持っていないというか、「母親の言うことは全部オッケー」みたいな感じだったんです。

――お母様が熱心な宗教信者だったことで、ご家庭にどんな影響がありましたか。

戸田 とても大きな仏壇が家にあって、お祈りは毎日必ず行わなければいけないものでした。小さい頃は土日に宗教の集会に連れて行かれたり。結構当たり前のルールとされていたのは、「同じ宗教の子としか遊んじゃダメ」ということでした。