25日午後8時前後に確認されていた2発の銃声について、母親は、青木容疑者が自宅裏側の庭で猟銃を使い、自殺しようとして失敗した時のものだと説明。
母親はその後、「自殺を手伝う」などと持ちかけて、青木容疑者から猟銃を取り上げ、午後8時半頃、猟銃を持ったまま警察に状況を伝えようと自宅の外へ駆けだした。

 青木容疑者が追いかけてくることはなかったが、猟銃が重くて運べなかったため、近くの民家と土蔵の間に隠し、警察官の姿を探したという。
県警は、母親の説明通りの場所で猟銃を発見、押収し、警察官2人が殺害された凶器と一致するかを調べている。

 26日の明け方になって、父親で市議会議長(事件後に議員辞職)の正道さん(57)に青木容疑者から電話がかかってきた。
「どうしたらいいんだろう?」と話す容疑者に、正道さんは警察に行くしかないと伝えた。通話を終えて間もなくの午前4時37分、青木容疑者は自宅玄関から出てきて、投降した。
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