ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題について、同事務所は26日、「心のケア相談窓口」を31日に設置するなど、三つの対策を行うことを発表した。
ジャニーズ事務所

 同窓口は、この問題によって心を痛めた元所属タレントらを対象にしたもので、心療内科医または公認心理師が個別対応を行う。元衆議院議員の心療内科医、鴨下一郎氏が監修者に就任する。

 また、同事務所におけるガバナンス(企業統治)問題などを把握し、再発防止策を提言する「外部専門家による再発防止特別チーム」も設ける。前検事総長の林眞琴弁護士を中心に、精神科医、性加害被害者の支援を行う臨床心理研究者の3人で構成する。

 さらに、7月1日付で元財務官僚の中井徳太郎氏、WBC侍ジャパンのヘッドコーチだった白井一幸氏、弁護士の藤井麻莉氏の3人が社外取締役として就任し、コンプライアンス順守、再発防止策の確実な遂行を含めた経営体制の改善と強化を図る。
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