飼い犬巡りトラブルも 中野市の4人死亡立てこもり事件 逮捕の容疑者
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023052601351

青木容疑者を幼い頃から知る近所の60代男性によると、
同容疑者は中学卒業後、須坂高校(須坂市)に進学。
農業系の都内の大学に進学したが中退し、実家に戻って父親の農業を手伝っていた。
実家は果樹栽培などを手掛け、「マサノリ園」と名付けた農園もやっていた。
実家で父母や伯母と暮らしており、別の近所の女性によると3人きょうだいという。

両親とマサノリ園を運営事業者とするジェラート店を中野市などで経営しており
「家は裕福そうだった」と話す人もいる。
一方、昨年の父正道さんの議長就任を祝う会でも姿を見せず、
10年ほど前に実家に戻ってきた際に入った地元の獅子舞などの保存会も約1年でやめたという。

近くの40代男性によると、青木容疑者は飼っていた犬を特にかわいがっており、
自宅前を通り掛かった人と犬を巡ってトラブルになることもあった。
同容疑者が銃を持っていたことも知っていたため
「銃を持たせて大丈夫なのかと不安だった。いつか事件を起こすのではないかと思っていた部分もある」
と話す。

事件現場の近くに住む女性も青木容疑者が猟銃を所持していることを知っていたといい、
「ニュースで聞いてまさかと思った。こんなことになるなんて…」と神妙な面持ちで話した。