搬送先では、20人以上もの医師や看護師が治療にあたり、安倍元首相には100単位以上もの輸血が行われたといいます。


輸血の1単位とは、200 mlの献血から作られる量を指します。大量出血の際に主に用いられる“赤血球の輸血(赤血球製剤)”は、1単位=140ml。
単純に考えると、安倍元首相の救命措置では、約14リットルもの輸血が行われたということになります(※)。



(※現在の輸血は、患者にとって必要な成分をだけを供給する「成分輸血」が主流です。輸血用血液製剤には「赤血球製剤」「血漿製剤」「血小板製剤」「全血製剤」の4種類があり、一般人が輸血と聞いてイメージする「赤い血液パック」は、「赤血球製剤」もしくは「全血製剤」が該当します。
ただし、前述のように現在は「成分輸血」が主流となっていて、日本赤十字社から医療機関への「全血製剤」の供給はほとんどないとのこと。
よって、赤血球製剤を100単位として推算しています。200mlの血液から作られる赤血球製剤は140mlです。)


安倍元首相に対する救命措置を「輸血の無駄」「奈良県中の輸血をかき集めたんじゃないか」「一般人ではありえない優遇」と評して冷たい眼差しを向ける人も少なくありません。
また、日本では献血に協力する人が少なく、コロナ禍では深刻な血液不足が続いていることから、地域医療に悪影響を及ぼしかねないと懸念する声もありました。


https://sakechazuke.com/