渡辺明名人が4連覇に望みつなぐか 藤井聡太竜王が最年少名人&七冠達成決めるか 大注目の第5局再開/将棋・名人戦七番勝負
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 将棋の第81期名人戦七番勝負第5局は6月1日、挑戦者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が前日に封じた56手目が開封され、午前9時すぎに渡辺明名人(39)の手番で再開された。

 4連覇を狙う渡辺名人の1勝、最年少名人と七冠獲得を目指す挑戦者・藤井竜王の3勝で迎えた第5局。雁木に構えた後手の藤井竜王に対し、渡辺名人は矢倉囲いを組み上げた。序盤は渡辺名人が勝利した第3局と同じ進行となったが、互いに慎重な駒組みから先手が前例を離れ力戦に。カド番に追い込まれた渡辺名人だが、作戦巧者らしい細かな工夫を散りばめた構想を見せている。

 封じ手時点での形勢は均衡が保たれていると見られており、激戦が見込まれている2日目の進行からは一瞬たりとも目が離せない。長野県高山村の「緑霞山宿 藤井荘」を舞台に、藤井竜王が歴史的偉業をダブルで達成するのか、渡辺名人が意地を見せて4連覇に望みをつなげるのか。

 持ち時間は各9時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。