13歳未満であることを知りながら女児の裸の画像をSNS(ネット交流サービス)で送らせたとして、神奈川県警は31日、滋賀県守山市古高町の自称無職、西村奈央土(なおと)容疑者(22)を強制わいせつと児童ポルノ法違反(製造)の疑いで逮捕した。非対面で暴行や脅迫を用いない中で強制わいせつ容疑で県警が逮捕するのは初めて。
逮捕容疑は3月13日、アバター(分身)で遊ぶゲームアプリで知り合った当時小学2年生(8)=横浜市=の女児に対し、13歳未満であると知りながら「胸を見たい」などと裸の画像を要求。女児に自撮りさせてSNSで送らせたなどとしている。西村容疑者は「送らせたことは間違いない。13歳か14歳くらいだと思った」と一部否認している。
女児の様子を不審に思った母親が県警に相談して発覚した。
刑法では13歳未満に対してわいせつな行為をした場合は、暴行や脅迫の有無に関係なく強制わいせつ罪が適用され、県警は自撮りの裸の画像を送らせたことがわいせつ行為に該当すると判断した。【園部仁史】
https://mainichi.jp/articles/20230601/k00/00m/040/028000c