日本には5月半ばまで7週連続で海外からの資金流入が続いており、韓国と台湾は2022年の資金流出から一転し、今年はいずれも91億ドル以上の資金が流れ込んだ。HSBCホールディングスによると、グローバルファンドの中国への資金配分は昨年10月の水準まで減ったという。

  ウォール街では数カ月前まで中国に対し強気論が優勢だったが、景気の失速や地政学的緊張で主要な中国株指標が世界的に見てアンダーパフォームしている。製造業活動の指数は5月も縮小を示し、暗い見通しに拍車が掛かった。