「ロレックスマラソン」 現代の最強資産? 定価の2倍で即売れ
6/2(金) 6:00配信
過熱するロレックス人気が生み出した「ロレックスマラソン」。高級腕時計を買い求めるために何度も正規品販売店に通うそのさまは、
過酷な試練に耐える修行僧のようだ。熱狂の中にあるロレックスの販売最前線で何が起きているのか?
「ロレックスマラソン」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。ロレックスはスイスの高級腕時計として非常に有名かつ人気のブランドで、
購入するために何度もロレックス正規品販売店に通う必要があることからつけられた造語である。
中にはレアモデルを購入するために数年間もロレックスマラソンを続けている人もざらにいる。
ではなぜ、腕時計を購入するために何度も店を訪問しなければならないのか。端的に言えば、
需要に対して供給がまったく追い付いていないからだ。ツイッターなどのSNS(交流サイト)で
「ロレックスマラソン」と検索すると、数多くのマラソン結果が日々投稿されており、その人気ぶりがよく分かる。
約180万円の丸もうけ
これだけ正規品販売店での品薄が続くと必然的に起こるのが、2次流通市場における価格高騰だ。
例えば、ロレックスの中で最も人気が高い「コスモグラフ デイトナ」ステンレススチールの定価は税込み180万円弱だ
(23年5月時点)。仮にこのモデルを未使用のまま転売すると、2倍以上の価格で売れてしまう。
つまり運良く正規品販売店でコスモグラフ デイトナを購入できさえすれば、180万円弱をいとも簡単に手にすることができてしまうわけだ。
デイトナではない他のモデルでも定価の2倍以上で売れるモデルがいくつかあるが、ここでは割愛する。
本当にロレックスが好きで購入したい人と、転売目的でロレックスが欲しい人たちによる争奪戦が正規品販売店では今まさに起きているのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45fd0002e1e25ebe322deaff5c31e55dcb1f6808?page=2