1日午後1時5分頃、福島県須賀川市の県立須賀川創英館高校で、職員が玄関に座っている不審な男を発見。そばにナイフが置かれていたことから110番し、駆けつけた福島県警須賀川署員が同市の無職の男(18)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、男は同校の敷地内で正当な理由なく刃渡り6センチのナイフを所持した疑い。職員が110番した際に男は泣いており、暴れることはなかった。ナイフは職員が男から取り上げたという。同校は、男が在校生や卒業生ではないとしている。
この日は創立記念日で学校は休みで、体育館で部活動をしていた生徒がいたが、事件後すぐに帰宅させる対応を取った。同校の女子生徒は「本当に怖い。けが人がいなくて安心した」と話した。
県教育委員会は事件を受け、全県立学校に対して危機管理マニュアルを確認し、いつでも不審者に対応できるように指導を行った。
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