「虫の日」前に県農業試験場で農作業で駆除した虫を弔う虫供養

「虫の日」の6月4日を前に、県農業試験場では、農作業で駆除した虫を弔う「虫供養」が行われました。

県植物防疫協会は、語呂合わせで「虫の日」とされる6月4日の前後に、毎年、虫供養を行っています。

例年は県農業試験場にある「虫塚」で行っていますが、ことしは雨のため2階にある会議室で行われ、農家や農薬メーカーの担当者など40人あまりが集まりました。
会場では、神職が駆除された虫のために祝詞をあげた後、出席者たちが順番に玉串をささげました。

その後、キャベツなどを食べる害虫として駆除される青虫の霊をなぐさめるために、県内で捕獲したモンシロチョウ約400匹を、建物の玄関から空に放ちました。

県植物防疫協会によりますと、最近は環境への負荷が少なく、虫が大量に死なないような農薬も増えていて、虫による被害の状況を見ながら使用するように勧めているということです。
県植物防疫協会の川端智雄代表理事は「農薬をまくことで犠牲になる虫の霊を、手厚く弔いました。作物や虫の状況を見極めた、適切な農薬の利用が大切になっていると思います」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20230602/3050014841.html

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