8月25日、まず章平被告は、和美被告のアカウントから和美被告を装ってA子さんにメッセージを送った。
夫と接触しないと誓約する書類にサインをして欲しい、誰かに打ち明けたり同伴者を連れてきたら二人の親密な関係を写した画像を親に送る、などと脅す内容だった。

27日には、二人はホームセンターでベニヤ板や南京錠を買ってきて、A子さんを監禁するために自宅1階の部屋を改造。

そして28日、二人は車に乗って群馬県渋川市の自宅を出発し、A子さんの住む東京都墨田区へと向かった。朝8時半頃、自宅近くのパーキングに車を停めるとA子さんを待った。
午後4時頃、A子さんが車にやってくると、後部座席に隠れていた章平被告が用意していた結束バンドで手足を拘束。そのまま3人で渋川の自宅へ戻り、A子さんを監禁した。

この晩、A子さんの母は、「夕方までに戻る」と言って出たきり娘が帰ってこなかったため110番通報。その日のうちに警察の捜索は始まった。

翌29日午後5時、和美被告はコンビニのアルバイトに出かけた。章平被告は二人きりになった自宅でA子さんを襲った。
コンビニでバイト中、和美被告は章平被告に「これから大罪を犯しに行くんだろうけど怖くない」とメッセージを送っている。
「まだ手を出していないの?」とも質問してきた和美被告に対し、章平被告は「終わらせたよもう…泣いていたがな」と返答した。

午後10時過ぎ、和美被告がバイトから帰ってくると、二人は車にA子さんを乗せて出発。その車中で一旦、A子さんを家へ返す話になった。車はA子さんが希望した静岡県に向かった。

だが、道中で二人の気が変わる。事件の発覚を免れるために口封じをしようとA子さんの殺害を決意。
明け方、たまたま通りかかった山梨県早川町の山小屋にA子さんを連れ込み殺害した。
章平被告が抱いていたA子さんへの逆恨み、和美被告の邪魔者を排除したいという気持ちも後押しした。

二人は用意していたロープでA子さんの頸部を締め、カーペットを被せてから、最後はサバイバルナイフでA子さんの背中を4箇所刺して絶命させた。

章平被告は殺害前にA子さんを再び襲い、その間、和美被告は車の中で待っていたという。

犯行を終えた午前7時頃、二人は車に乗って一度小屋から離れたが、小屋の出入り口扉を施錠して死体発見を遅らせようと考え、長野県内の100円ショップで南京錠を購入。
午後5時頃に小屋に戻ってきて施錠してから再び逃走した。

当時の記事内容については下記参照
https://news.yahoo.co.jp/articles/4140a05f14e2252897b6964fc685f320e1b4f2ba
《女子高生死体遺棄》逮捕の群馬在住夫婦“裏の顔”「妻はピンクのパジャマ、爪は長く、髪はボサボサ」「照れくさそうに『苗字が変わりました』」【初公判で起訴内容を認める】
6/2(金) 17:12配信