三笠宮妃百合子さまが100歳に 明治以降の女性皇族で最高齢

三笠宮妃百合子さまは4日、100歳の誕生日を迎えられた。宮内庁によると明治時代以降の女性皇族で最高齢という。百合子さまは誕生日に合わせて公表した感想で「現在は、孫や曽孫(ひまご)の成長をとても楽しみとしております。これからも人々の幸せを祈念しつつ、日々を過ごしてまいりたいと存じます」とつづった。

 百合子さまは1923年6月4日、華族(当時)の高木正得、邦子夫妻の次女として誕生。太平洋戦争開戦直前の41年10月22日、昭和天皇の末弟だった三笠宮さま(2016年10月に100歳で死去)と結婚した。

 宮内庁によると、百合子さまは健康のため、午前中に15分程度、体操のテレビ番組などに合わせて運動をしているという。天気の良い日は宮邸の庭で日光浴をしたり、車いすで赤坂御用地内を散策したりしている。複数の新聞や雑誌を読むことを日課とし、テレビでニュースや野球中継を見ることを楽しみにしている。

 百合子さまは感想で、結婚生活で三笠宮さまら多くの人々に支えられたことに「深い感謝の念を抱きつつ思い起こしております」と記した。

 22年12月に出版された伝記「三笠宮崇仁親王」(吉川弘文館)には、百合子さまが孫の彬子さまらのインタビューを受ける形式のオーラルヒストリー(口述記録)が収録されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/af6194d9c2234ccedbe01804304c9efba6d4793c