高齢者施設における感染対策と風邪ケア、医療連携
高山義浩
沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科
6/3(土) 7:01

沖縄県では、新型コロナが流行しています。県が公表している定点当たり報告数では、年齢階級別にみて80歳以上が最多となっています。

もちろん、高齢者を中心として流行するなどということはありえません。
最近では、風邪症状で救急受診しても、コロナの検査を希望しない方が増えています。
この傾向は若者に特にみられ、検査に自己負担が生じることが影響していると考えられます。その結果、若者の感染状況は過小評価されている可能性があります。

一方、定点医療機関で院内感染が発生すると、広範囲にわたるスクリーニング検査が行われ、有症者も無症候者も全てが患者として報告されます。
これにより、高齢者の感染が過大評価される傾向があります。実際には、定点当たりの報告数は、定点医療機関の院内感染の影響を強く受けており、市中での流行を正しく反映できていません。

https://news.yahoo.co.jp/byline/takayamayoshihiro/20230603-00352269


患者数の割に治療法がしょぼすぎる