ロシアのプーチン政権と対立して刑務所で服役中の反政府活動家ナワリヌイ氏の呼びかけに応じて4日、
ロシア各地で同氏解放を求め、ウクライナ侵攻を続ける政権に抗議するデモが行われ、拘束者が出た。
ウクライナ侵攻開始後、異例の抗議だが、当局は締め付けを強めており、どこまで広がるかは見通せない。

 4日はナワリヌイ氏の47歳の誕生日に当たる。抗議は時間帯の早い極東から順次実施。
人権団体「OVDインフォ」によると極東ハバロフスクで2人が拘束された。
ウラジオストクでは中心部の広場で警察官多数が厳戒態勢を敷き、抗議行動を防いだ。
モスクワなど大都市の動きが注目される。

 OVDインフォによると、昨年2月の侵攻後に反戦姿勢を理由に拘束された人は2万人弱に達する。
昨年9月にプーチン大統領が部分動員令を発表した直後に各地で抗議運動が起きたが、多数が拘束されて抑え込まれた。

 ナワリヌイ氏は2020年に国内で毒殺未遂に遭い、療養先のドイツから21年に帰国し逮捕され、
過去の経済事件に関連し実刑判決を受けて収監された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/137f1eadcb67b7219d763c47fe89943eb6729982