リクルートは、運営する大学生向けの就職活動に関するオンラインセミナーで、同社社員が「サクラ」と称し、学生を装って質問していたことを明らかにした。同社は「大学や学生に対して不誠実な行為だった」として、5月上旬に担当部署に注意喚起を行ったという。

、社員が学生のふりをして質問を投稿するなどの行為が少なくとも20件確認された。社内のチャットでは、学生を装って質問する行為を「サクラ」と呼び、一部で上司が推奨する書き込みもあったという。

 学生の参加を促すことが目的だったとしている。質問の内容は「インターンシップは何社くらい受けたらいいのか」「イベントに私服で参加していいか」といった内容だったという。

 リクルートの広報担当者は「学生を装って質問を投げかけたり、サクラと表現したりしたことは学生や大学に不誠実で、不適切だった」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230604-OYT1T50118/