起死回生の求職活動が米国で話題になっている。

 注目を集めているのは、フロリダ州に住むクリエイティブ・ディレクターのクリス・セラーノさん。仕事を求めるメッセージを書いたボール紙を手に、スカイダイビングする様子を撮影した動画をビジネス特化型のSNS「リンクトイン」に投稿したのだ。

動画のキャプションにはこう記されていた。

「先週、解雇されました。だから、新しい仕事を見つけるまで、文字通り、自由落下することになります」

「一生懸命働き、リスクを取ることができ、パラシュートの畳み方を知っており、受賞歴のあるクリエイターをお探しなら、ご連絡ください」

 写真はその動画のひとコマだ。

 この体を張った求職アピールはバカ受けして、急拡散。投稿には4万9000以上の「いいね」が付いた。

 そしてその結果、ソーシャルアプリ「リンクアップ」の共同設立者兼CEOで、英マンチェスターを拠点に活動しているジャック・ピーガムさんから仕事のオファーがあった。

 そのアプローチがまた傑作だ。

 ジャックさんも飛行機に乗り、「やあ、クリス。クビになって残念だったな。でも、仕事ならあるぞ」と書かれたボール紙を手にスカイダイビングする動画を送ったのだ。

 ジャックさんは採用の決め手をこう説明した。

「クリスさんの求職活動は、私が愛するクリエイティブな才能のすべてを表現していました。大胆で、怖いもの知らずで、人生のリスクを取ることができる人間であることを示していました」

「彼が弊社のアプリをどれほどの高みまで導いてくれるのか、楽しみでなりません……宇宙へ行ってしまうかも」

 2人ともあっぱれ!


https://news.yahoo.co.jp/articles/cdae07c5beb8bcded60df171db66627c3f0ab54c