米国の大手企業トップが、3年間のコロナ禍で途絶えた中国への訪問を続々と再開している。中国側は閣僚級が会談するなど異例の厚遇で応じており、投資を呼び込むだけでなく、軍事・外交で対立を深める米政府をけん制する狙いがあるとみられる。

 電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は6月1日まで3日間、北京や上海を訪れた。訪中は3年ぶり。ロイター通信によると、秦剛チンガン国務委員兼外相、王ワン文ウェン濤タオ商務相に加え、共産党序列6位の丁薛祥ディンシュエシアン筆頭副首相とも会談した。https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20230605-567-OYT1T50023.html