5日午後5時55分頃、名古屋市天白区池場の十字路交差点で、一方通行を逆走して交差点に進入したパトカーと、左から来た同区の団体職員女性(35)が運転する軽乗用車が衝突した。軽乗用車に乗っていた小学生の長男(7)が内臓出血などの重傷とみられ、女性と長女(1)は軽傷。パトカーの男性巡査部長(34)と男性巡査長(36)にけがはなかった。

 愛知県警天白署の発表によると、パトカーは事故前、パトカーの姿を見て逃走した少年に職務質問しようと、サイレンを鳴らして赤色灯を付け、一方通行の道を西へ逆走して追跡。途中で少年を見失ったためサイレンを消したが、南側交差点で再度発見し、サイレンを鳴らさずに追跡を再開。一方通行を南へ逆走し、交差点に差しかかったところで軽自動車と衝突したとみられる。現場に信号機はなかった。

 同署は「サイレンを鳴らさずに一方通行を逆走するのは問題ないが、交差点に入るときはサイレンを鳴らした方が良かった」と説明している。同署の児玉修副署長は「おけがをされた方々にお見舞い申し上げる。詳細は調査中だが、原因を究明し、再発防止に努める」とのコメントを発表した。

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