酒に酔った状態でタクシーを運転し、乗客にけがを負わせたとして、福島県警郡山北署は5日午前11時30分ごろ、
道交法違反(酒酔い運転)と自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで、郡山市のタクシー運転手の男(62)を現行犯逮捕した。

事故後、車内で酒類の空き缶が複数が見つかっており、同署は業務中に飲酒した可能性もあるとみて、どこで飲酒したかなどを調べている。

同署の調べでは、男は、郡山市内の県道を酒に酔った状態で車を運転した疑い。

さらに運転操作を誤り、ガードレールに車を衝突させて後部座席に乗っていた市内の女性(93)にほほを切るなどの軽傷を負わせた疑い。

同署によると、ガードレールなどに5分以上、接触したまま運転を続けたとみられる。

作田容疑者の呼気からは基準値を大幅に上回るアルコールが検出され、逮捕時には足元がふらつき、会話もままらなかったという。

勤務先のタクシー会社によると、男は5日午前6時50分ごろの始業前呼気検査でアルコールは検知されなかったという。

女性宅に午前7時50分ごろ迎えに行き、市内の病院に午前8時すぎに送り届けた。
待機後、午前10時すぎに再び女性を乗せて病院を出発し、薬局を経て女性の自宅へ向かう途中で事故を起こしたとみられる。