さて、神奈川地本の令和4年度の成果についてです。募集業務に関しては、これまでの状況と打って変わって大変厳しい状況となりました。このため、方面から示された目標に届かなかった種目もありましたが、広報官をはじめ隊員はよく踏ん張り、全国的に厳しい募集環境の中、相対的に多数の入隊入校者を獲得しており、神奈川地本の責任は果たせたものと考えています。また、援護業務、予備自衛官業務については限られた戦力の中、最高のパフォーマンスを発揮し、目標をはるかに超える成果を上げたことは特筆すべきです。
こうした成果は、各協力団体の皆様の強力なご支援を得つつ、神奈川地本の隊員の地道な努力の継続が結実したものであり、まずはその労を多としたいと思います。
令和5年度の戦いは既にはじまっています。これまでも言われているとおり我が国の少子化、高学歴化の波は、確実に新隊員の募集や予備自衛官の確保の厳しさに拍車をかけることでしょう。加えてアフターコロナにおける社会情勢の劇的な変化によって募集環境はさらに困難なものとなることは目に見えています。目まぐるしく変わる安全保障環境と同様に目まぐるしく変わる社会情勢の変化に適切に対応できるかが、今後、神奈川地本が責任を果たせるかにかかっています。
一人一人がこの意識を忘れず勤務し、活気ある職場を維持することを出陣式で決起したところです。引き続き、神奈川地本は与えられた使命を完遂するために努力してまいりますので、今年度の神奈川地本の活動を温かく見守っていただければ幸いです。
https://www.mod.go.jp/pco/kanagawa/kouho/captain/captain.html