親善試合のヴィッセル神戸vsバルセロナが、6日に行われた。

日本時間4日早朝にラ・リーガ最終節を終えたスペイン王者・バルセロナが来日し、明治安田生命J1リーグ15試合消化時点で首位を走る神戸と国立競技場で対戦。神戸は汰木康也や齊藤未月、そして古巣対戦となるアンドレス・イニエスタやセルジ・サンペールらを先発起用した。

【動画】イニエスタとチャビが抱擁

一方のバルセロナはアンス・ファティやロベルト・レヴァンドフスキ、フレンキー・デ・ヨングらを先発起用。ガビやハフィーニャ、ウスマン・デンベレらをベンチに置いて試合をスタートさせている。

キックオフからボールを繋いで攻め込んでいくバルセロナは2分に早速決定機を創出。左サイドでボールを持ったファティのパスを受けたパブロ・トーレがボックス左から右足でシュートを放つ。右ポストに直撃すると跳ね返りをフランク・ケシエが押し込もうとしたが神戸DFがブロックする。

反撃に出たい神戸は10分にバルセロナ陣内左で前を向いたイニエスタがスルーパスを供給。精密なパスにスタジアムがどよめく中、抜け出した汰木がクロスを上げたものの味方には合わない。

試合が動いたのは16分、神戸陣内中央付近のP・トーレがプレスにきた神戸の選手たちをかわしてスルーパス。ボックス内中央へ斜めに走り込んでいたケシエが落ち着いて流し込んでバルセロナが先制した。

バルセロナは直後にも左CKを獲得。キッカーのP・トーレが蹴り込んだクロスに反応したエリック・ガルシアが中央で高く飛び上がって強烈なシュートを叩き込み、追加点とする。

対する神戸は31分、リンコンからの落としを受けたイニエスタが右足でシュートを放ったが枠の左。続く32分にもリンコンのパスを受けたサンペールがシュートを放ったが今度は右に逸れていく。いずれも得点には繋がらないがバルセロナと縁のある二人に立て続けに決定機が訪れた。

さらに前半終盤には汰木がボックス左フリーでシュートを放ったがGKイニャキ・ペーニャがセーブ。こぼれ球に自ら詰めたシュートも枠を左に外れる。バルセロナが2点をリードして折り返しを迎えた。
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