(CNN) ロシアは27日、国連安保理の会合で、ロシアから欧州へ天然ガスを運ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」が攻撃を受けた事案について調査を求める決議案を提案したが否決された。

ロシアが提案した決議案に賛成したのは3カ国にとどまった。残る12カ国は棄権した。

決議案の採択には9カ国以上の賛成が必要となる。しかし、米国は拒否権を行使することも可能だった。

米国のウッド大使は、米国はパイプラインへの攻撃とは無関係だと述べた。ウッド大使はまた、安保理のメンバーの大部分が今回の決議案に不満を示しているのに、なぜロシアが決議案を通そうとするのか疑問を呈した。

ロシアのネベンジャ国連大使は、真実が明らかにならないとし、説明責任の必要性を訴えた。

https://www.cnn.co.jp/world/35201825.html