大阪に本社がある大手文房具メーカーの「コクヨ」は8日、サイバー攻撃を受けて身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウェア」に感染したと発表しました。

コクヨによりますと、6月5日から6日にかけて「ランサムウェア」という身代金要求型のコンピューターウイルスによるサイバー攻撃を、会計システムなど複数のシステムで受けたということです。

「ウイルス対策ソフト」が異常を感知してサイバー攻撃が発覚しました。

コクヨによると「ランサムウェア」のサイバー攻撃を受けるのは初めてだということです。

コクヨは対策本部を設けてシステムの復旧を進めていて、バックアップのシステムで作業するなど業務に支障は出ていないということです。

コクヨは今後個人情報の流出があったかどうか調べるとしていますが、現時点で流出は確認されていないということです。

また、感染経路のほか身代金の金額など「脅迫メッセージ」の具体的な要求についても確認を進めていくとしています。
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