「11歳のとき『実の父』からレイプされた」 壮絶虐待の被害者に立ちはだかる「法の壁」

https://news.yahoo.co.jp/articles/62977e5fd455db7db63e0d624c881cd8efdd0196
〈略〉

●弟も妹も「性的虐待」の対象だった

リツコさんの父親は、性行為中に避妊をしなかったという。そんな関係が続けば、当然、妊娠に至ることになる。

「16歳のときに妊娠しました。妊娠とわかったとき、一緒に住んでいた当時の彼氏(現在の夫)の子として産もうと思ったんです。
ですが、
4カ月後に流産してしまい、救急車で運ばれました。病院の医師に話をしたら、『流れたのはあなたの問題ではない』と言ってくれました。流産した子には申し訳ないけど」

彼女だけでなく、彼女の弟も妹も、父親の性的虐待の対象だったという。

「弟も性的虐待の被害にあいました。私が虐待されている現場を見せられました。それに、弟は殴られながら肛門性交をされたり、
父の性器を咥えさせられたりしました。妹も性的虐待にあいました。ただ、私と弟は殴られましたが、
妹はあまり殴られたのを見たことがありません。

私は弟を逃したことがありました。『父の手が届かないところへ』と思ったんです。でも、児相に保護されて戻ってくる。
すると、父が殴って、また逃げての繰り返し。ある日、裸で立たされていた弟は、近所の洗濯物を盗んで逃げたんですが、
窃盗で捕まりました。父から逃げられるなら鑑別所でも良かったんだと思います」