痴漢・盗撮 絶対やめて 高校生らキャンペーン開始 夏場は被害増加 「心に深い傷負わせる重大な犯罪」
2023年6月3日

痴漢や盗撮などが増える夏場を前に一日、埼玉県警や鉄道事業者、高校などが合同で実施する痴漢犯罪防止キャンペーンが始まった。十五日まで。

県警によると、昨年、取り扱った痴漢関連の相談は約五百件。うち半数弱が痴漢で、盗撮が百三十件で続いた。特に六、七月は冬場の五倍近くに増加するという。
一日には大宮駅で出発式を開き、県警や鉄道事業者、高校生など百二十四人が参加。県警の上條浩一地域部長が「痴漢は被害者の心に深い傷を負わせる卑劣で重大な犯罪。苦しんでいる人、悩んでいる人がいたら警察への相談を勧めて」と呼びかけた。

啓発用ポスター募集で最優秀賞となった花咲徳栄高校三年の伊藤羽奏(わかな)さん(17)と、優秀賞の浦和学院高校二年の室井向日葵(ひまり)さん(16)、浦和実業高校三年の遠藤ひなこさん(17)に痴漢撲滅PR大使を委嘱した。
三人は宣言で「被害にあったら勇気を持って声を上げ、被害に遭っている人を見たら声を掛けて助ける」と誓った。(飯塚大輝)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/254362
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高校生がJR大宮駅で痴漢撲滅を呼びかけ
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/517752
https://newsdig.tbs.co.jp/mwimgs/3/1/-/img_31370d5a687117ff4d2ebc8707ae7ede237564.jpg