ここは6600万年前、隕石衝突から何十年もたった南極の“避難所”。レッドは35mの大きさまで成長した。後ろにはハナや子どもたちもいる。
その体に秘められた「生き抜く力」。これこそ、最新の研究から見えた隕石衝突後の恐竜の姿なのだ。そして実際、現代へと生き延びた恐竜がいる。
そう、鳥だ。近年続々と見つかる化石の証拠から、鳥は恐竜の仲間から進化した生物、つまり恐竜の一種だったことが決定的になっている。


ではなぜ鳥は残り、他の恐竜たちは滅んでしまったのか?

隕石衝突は他にも、温暖化や海の酸性化などを引き起こしたというが、それが恐竜を絶滅に追いやったのか?

運命を分けたのは、いったい何だったのか?

恐竜絶滅の謎は、まだまだ尽きない。

なんと「隕石衝突のあと5万年たった新生代の地層から、この大きな恐竜の骨が見つかった(下画像)」と報告したのだ。
しかも発見場所は、隕石の衝突現場にほど近い北半球、アメリカのニューメキシコ州だ。その新生代の地層から、4種類の恐竜化石を発見。
「新時代の王者として繁栄を始めたほ乳類と多様な恐竜たちが、少なくとも20万年もの間共存していた」。そう主張し続けている。

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pd1AOklnOd/