南海トラフ地震の想定死者8割減 静岡県試算で2万2000人に

静岡県は13日、南海トラフ巨大地震対策として防潮堤整備や津波避難ビルの指定などを進めた結果、2013年度に最大約10万5千人と試算していたマグニチュード9級の地震による想定死者数が、今年3月末時点で約2万2千人になったと発表した。川勝平太知事は記者会見で「目標としていた8割減少を達成した」と述べた。

県は東日本大震災の教訓を踏まえてまとめた被害想定を基に減災対策を続け、想定死者数を約2万人まで減らすという目標を掲げていた。

川勝知事は「それぞれの自治体、県民の知恵、協力で勝ち得た結果だ。1人も取り残さず、犠牲者をゼロにするための通過点に過ぎない」と指摘した。
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