「チャットGPT」で宿題はダメ 東京都教委が学校に通知
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba434a5824792b86064c72d987148eebd78a6abf

「チャットGPT」に代表される生成AI(人工知能)の学校現場での扱いを巡り、東京都教育委員会は、児童・生徒が作文やリポートなどの宿題で生成AIの回答をそのままコピーして提出しないよう注意喚起する必要があるなどの留意点をまとめ、都立学校に通知した。都教委は「児童・生徒が自ら考える力を育成することが重要」としている。

通知は13日付。都教委は「全ての教師が生成AIについて知る必要がある」とし、リポートなどの課題を出す際には、授業中に教師が説明した内容を踏まえて書くよう指示するなどの工夫を求めた。

生成AIの回答をコピーしないよう注意喚起すべき例として、読書感想文やリポートのほか、プログラミングや校内コンテスト用ポスターなどを挙げ、「保護者への啓発も必要」と指摘した。

都教委の担当者は「将来にわたって生成AIの使用を禁止しようとするものではない」とした上で、「夏休みの宿題などでは大人の目が行き届きにくい場面も出てくる。生成AIの使い方について注意を促す必要がある」と話した。

都教委は、文部科学省が今後公表するとしている指針を踏まえ、改めて通知を出す方針。