会社員時代の評価は「皆に好かれる有能な会社員」…
安倍晋三がサラリーマン時代に絶対にやらなかったこと
https://news.biglobe.ne.jp/smart/amp/economy/0419/pre_230419_6670369878.html

神戸製鋼時代の仕事仲間は「彼は絶対誘いを断らなかったから、みんなに可愛がられていた」と振り返っている。

「安倍君は酒は全く飲まなかったから、仕事が終わると運転手代わりにして
30分ほどで行けた姫路のホルモン焼き屋なんかに皆で出かけて、
わあっと楽しく騒いでストレス解消したものだ。
そんな席では、オヤジ(晋太郎)さんの失敗談を明かしたりして笑いを取っていた」との声もある。

良くも悪くも当時の上司や同僚は、安倍を全く普通の子と評している。
大物議員の息子であることを鼻にかけることもなかった。
父親の後を継ぐために退職する際の挨拶まわりで、
「お父さんの鉄工所でも継ぐの」と言われたというエピソードからもそれはわかる。

■先輩からの「おつかい」も喜んで

朝の出勤も人より早く来て仕事を任せても大して失敗しない、そつなくこなす。

有名なエピソードがある。当時、安倍の上司は毎晩のようにガブ飲みしていた。
仕事の付き合いもあり、止めるわけにはいかず、医者からは
「それならば牛乳を飲んでからにしなさい」と勧められた。

とはいえ、当時の神戸製鋼東京本社の売店は2階で、働いているフロアは6階だった。
そこで、夕方になると毎日、上司は安倍に牛乳を買いに行かせた。
嫌な顔一つせず、そのうちに自ら上司に駆け寄り、買いに走っていたという。

栗下直也『政治家の酒癖』(平凡社新書)
要領が良く、真面目で敵をつくらない。
元上司は「専務とか役員クラスまでいけるかどうかはともかく、
部長クラス以上にはなったんじゃないですか」と評価している。
実際、上司が止めておけと忠告した案件を諦めずにこっそりとすすめ、
翌年以降に大きなビジネスにつなげた実績もあったという。