棺の中からノックの音、病院で死亡宣告の女性が蘇生 エクアドル
2023.06.14

(CNN) 南米エクアドル西部のババオジョで、病院で死亡を宣告された76歳の女性が棺(ひつぎ)の中で息を吹き返し、棺をノックする出来事があった。

「棺のふたを開けると母の心臓が鼓動していて、左手が棺をたたいていた。私たちは救急車を呼んで母を病院へ搬送した」。息子のヒルベルト・バルベラさんはSNSに掲載した動画でそう語っている。

息を吹き返したのはモントージャさんという76歳の女性。動画には、棺の周りに集まった人たちにモントージャさんが支えられ、到着した救急隊によって病院に運ばれる様子が映っている。
公衆衛生省は、この問題について調査が行われていることを明らかにした。

同省によれば、女性は脳卒中および心肺停止と思われる状態で9日に病院に入院し、蘇生措置に対しても反応がなかったことから、医師が死亡を宣告した。
動画にはモントージャさんの入院患者用のリストバンドや、救急車を呼ぶ息子の姿も映っている。

報道によると、女性の氏名はベジャ・ヨランダ・モントージャ・カストロさん。エクアドル保健省が11日に発表したB・Y・M・Cというイニシャルと一致する。
同省の発表によれば、モントージャさんは死亡宣告されたのと同じババオジョの病院の集中治療室に入院している。現在の容体は分かっていない。

CNNは病院にコメントを求めたが返答はなかった。

https://www.cnn.co.jp/world/35205190-2.html
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