本塁打王争い独走のエンゼルス・大谷 球宴のホームランダービーでリベンジを果たすのか



21年は制限時間内の争いで、ともに22本塁打でタイブレークに突入。1分間の勝負でもともに6本塁打を放ち2度目のタイブレークとなる激戦だった。その後の3スイング勝負で先攻のソトが3発。大谷は1スイング目のでゴロとなり敗退したが、終了後は無尽蔵のスタミナを誇る大谷も肩で息をするほどの消耗戦だった。

この激闘が響いたのか、後半戦に入り大谷の本塁打数が伸びなくなり、最終的にゲレーロJr.(24)=ブルージェイズ、S・ペレス(33)=ロイヤルズ=に本塁打王をさらわれている。そのため、今年は昨年に続いてホームランダービー出場辞退を促す声は大きい。確かに後半戦に備えて体力を温存するためにも、出場しない方がベターかもしれない。だが、これまで数々の常識を覆してきた二刀流が、このまま黙っているとは思えない。

21年は受け取った賞金15万ドル(当時約1650万円)を小切手にして日頃の感謝を込めて、トレーナーやクラブハウスのスタッフ、広報担当者ら約30人に贈っている。今年は優勝賞金100万ドル(約1億4150万円)を贈りたいと願ったとしても、なんら不思議ではない。

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