統一地方選 奮戦から
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-05-01/2023050108_01_0.html
共産党議席を奪還

三重・新県議 吉田紋華さんに聞く

25歳 政治変える一歩

 9日投開票の三重県議選津市区(定数7、立候補9人)で、日本共産党が前回失った議席を奪還し初当選を果たした吉田紋華(あやか)さん(25)。看護師の職を辞して立候補した心境や選挙戦の手応え、今後の決意を聞きました。
(略)

差別許さない

 ―ジェンダー平等の訴えに力を入れましたね。

 ジェンダー平等はどの世代にも誰にも当てはまる命の問題です。根強く残る家父長制の下で女性は家事・育児・介護を押し付けられ、職場では低賃金の不安定雇用を強いられています。多くの人が無自覚に女性の足を踏みつけ、女性が我慢したり見下されたり差別されたりする状況をつくっています。何よりもこの状況を変えたい。県庁前には「差別を許さない社会をつくろう」とスローガンが掲げられています。その実践を、社会の仕組みを決めていく県議会からつくっていきたいと思っています。

 演説では、ジェンダーという言葉が初めての人もいるので、例えば「男らしさや女らしさを押し付けない自分らしく生きられる社会」「男女が結婚して子どもをつくるのが良いとする価値観を押し付けない社会」にしたいと訴えました。