改修システム、23日運用開始へ 公金口座マイナひも付け 河野デジタル相

 河野太郎デジタル相は20日の閣議後記者会見で、マイナンバーとひも付けて国や自治体からの給付金の振込先とする「公金受取口座」の誤登録を防ぐためのシステム改修を近く終え、23日の運用開始を目指す意向を示した。

 口座の登録開始時と完了時にマイナンバーカードを読み取ることで本人確認を強化し、別人への誤登録を防ぐ。

 誤登録は、自治体窓口の端末などで前の人がログアウトしないまま次の人が手続きを進めたことが主な原因。デジタル庁の点検の結果、誤登録とみられるケースが748件確認された。

 ◇コンビニ交付の一斉点検終了
 一方、デジタル庁と総務省は20日、カードを活用した証明書のコンビニ交付サービスで、システムを提供する富士通Japan(ジャパン、東京)による一斉点検が17日までに終了したことを明らかにした。松本剛明総務相は「プログラムの不具合は改修し、今回の点検でシステムに異常はなかったという報告を受けている」と述べた。

 同社のシステムを巡っては、複数の自治体で別人の住民票が発行されるなど、トラブルが相次いでいた。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/05d8e6a2f59019095597c56bd474a1127b0ef17d