コロナ禍前のビザ免除再開、中国側「対等な措置を」 日本側に求める

 コロナ禍前に中国政府が認めていた日本人向けの15日以内の査証(ビザ)免除措置の再開について、中国外務省の呉璽領事局長は21日、日本側との交渉を「相互主義の原則に基づいて進めたい」と述べた。中国側が日本に対等な措置を求めていることを表明した形で、日中間の新たな懸案になる可能性がある。

 観光や出張のための15日以内の中国旅行について中国政府は従来、日本人のビザを免除していたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年3月にこの措置を停止した。昨年末以降のゼロコロナ政策の緩和で中国への入国規制はなくなったが、ビザ免除措置は止まったままで、中国に進出する日本企業でつくる団体などが再開を求めている。

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