行方不明、10~20代多く 動機は家庭や仕事の悩み 警察庁

 昨年1年間に全国の警察に届け出があった行方不明者は前年比5692人増の8万4910人だったことが22日、警察庁のまとめで分かった。

 年代別で最も多かったのは20代で1万6848人、次いで10代が1万4959人だった。9歳以下も含め、若年層の行方不明事案では、誘拐や性犯罪につながるケースもあったという。

 行方不明届が出された際に警察が把握した動機を多い順に見ると、20代は職場の人間関係や失業が27.9%、家庭関係が11.3%。10代は家庭関係が36.9%、学業関係が9.6%だった。10~20代が全体の約4割を占め、いずれも2020年から2年連続で増加した。

 認知症の行方不明者は、前年比1073人増の1万8709人で、10年連続の増加となった。60代、70代、80歳以上の行方不明の原因はいずれも認知症が最多だった。都道府県別では兵庫が最多の2115人、次いで大阪1996人、埼玉1902人と続いた。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab8a0616df9255c25c56adfbd20ec191ac7a6515