一刻を争う状況の中、捜索は加速しています。

カナダからは、空から海中の音を感知することができる哨戒機が派遣されています。さらに、深海の捜索を行うための無人水中ロボットがフランスから到着しているとみられていて、イギリスの企業も無人水中ロボットを派遣すると発表しています。アメリカのみならず、国を越えた態勢で24時間、捜索が行われています。

待ち望まれるのは、潜水艇発見の一報です。

捜索状況を伝える会見で新たに明らかとなったのは、2日連続で感知したという水中からの音です。

アメリカ・沿岸警備隊(アメリカ・ボストン、21日)
「哨戒機がきょうも音を聞いたと報告を受けている。ものを激しくたたくような音だった」

ものを激しくたたくような音だったといいます。

アメリカ・沿岸警備隊(アメリカ・ボストン、21日)
「希望を持つ必要がある。しかし、その音が何かはわからない。ただ言えることは、我々は音の発生源を捜索しているということだ」

突如消息を絶ってから、まもなく4日。搭載されている緊急用の酸素は、(日本時間22日午後6時時点で)残りわずか2時間分とみられています。

水深4000メートルの海底に眠るタイタニックを目指し、操縦士の他、イギリスの富豪やフランスの探検家など、5人が乗っていた潜水艇「タイタン」。1人およそ3500万円もの参加費が必要なツアーですが、その金額に見合った安全性は担保されていたのでしょうか。