コオロギから採取した酵母で酒を造り、昆虫食を身近に感じるきっかけに――。
岡山県吉備中央町のベンチャー「陸えびJAPAN」と大学生が、コオロギ酵母のビール(発泡酒)とワインを共同開発した。
豊富な栄養で注目されるコオロギ由来の酵母を活用した商品は「全国初」(同社)。見た目の抵抗感がない酒を通じて「食料難の救世主」普及を狙う。

養殖を手がける陸えびJAPANの岡田輝喜社長(44)が、食用コオロギを使った酒類の開発を県内の醸造所に提案。自然由来の酵母探しに取り組んでいた岡山県立大(総社市)の研究室を紹介されたのが始まりだ。

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続きは毎日新聞(一部有料記事あり) 2023/6/22 地方版
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