神戸市西区の草むらで遺体で見つかった穂坂修(なお)ちゃん(6)=同区=について、市こども家庭局は23日記者会見し、
4月に修ちゃんが保育園に登園した際、肩や尻に複数のあざが見つかっていたと明らかにした。
その後あざはなくなっていたため、虐待とは断定しなかったという。

市こども家庭局によると、修ちゃんは2月以降、保育園を休みがちで登園が月数日ほどになり、
4月20日に久しぶりに登園した際にあざが見つかった。

修ちゃんは「(あざは)誰かからされた」と話したといい、
担当職員は家庭訪問し、あざの理由を家族に聞いたが「心当たりはない」と返答された。
5月に修ちゃんと面会した際、あざは消えていたという。

その後家族から、修ちゃんの育てにくさがあるとして、市のこども家庭センターで一時保護してほしいとの相談があった。
だが修ちゃん本人が行きたがっていないとされ、祖母(57)から「家族で面倒を見る」と言われたことなどから、保護は見送ったという。

修ちゃんは22日夕に遺体で見つかり、県警は祖母に対する監禁や傷害の疑いで修ちゃんの母
沙喜容疑者(34)ら同居の男女のきょうだい4人を逮捕した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF238I80T20C23A6000000/