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すごいなこのジジィ 


彭さんはインタビューに応じてくれました。 彼の言葉です。

最初、女房や子供はただ泣くばかりで何も話してくれなくってね。 手術を終えてたいしたことないと思った私は、あまりに二人の泣き声がうるさくて叱った憶えがあるよ。 まだ脚の感覚はあったしね。 でも自分の姿に気づいたときに愕然とした。 髪も真っ白になっていた。 自殺も考えたが女房の献身的な介護に心うたれた。 見ればこんなにいい女房、こんなにいい息子がまだ自分を慕っている。 ここで死んじまったら申し訳ないじゃないか。
この2年間、たしかに辛い道のりだったよ。 治療費で文無しになったしね。 でも病院では費用の一部を免除してくれたり、善意の寄付もあったりでなんとかやってこれた。 いまでは雑貨を売ったり新聞を売ったりしてそれでも家族仲良く暮らしていってる。 北京では関心をもって迎えられたことがなによりもうれしいね。 ひとつ、こんな私が言いたいのは、人生でどんなに不幸なことがあっても、命だけは粗末にしないでほしいということだ。