時枝穂さんに聞く当事者の想い『LGBT理解増進法施行』トランスジェンダー女性はこの法律をどう評価しているのか
https://www.netflix.com/watch/81661872?trackId=155573560

戸籍上も性自認も女性、いわゆるシスジェンダーの女性は、日ごろから「私は女性です」と公言しなくても社会の中で問題なく生きていけますよね。
でもトランスジェンダーの場合はそうはいきません。例えば、戸籍変更をしてないトランスジェンダーが、事故にあったなどで身分証明書の提示を求められる時や、
病院で問診票に女性特有、男性特有のチェック項目に回答しなければならない時に戸籍上(出生時)の性別を伝えなければならない。
周囲から「男性か女性かわからない人が受診に来ているんですけど」という会話が聞こえてきたりすることもあるかもしれません。
そんな時に洗いざらい自分のことを話さなければならないのは精神的に苦痛です。もちろん、すべてのトランスジェンダーが、このような困難を抱えているわけではありません。

国会審議やSNSなどで言われている「トランスジェンダー女性を装って女子トイレや女風呂で盗撮や性暴力をする」という言説ですが、
もし実際にそういうことが起きたらそれはその都度きちんと罰していくべきです。でも、その懸念はLGBT法案とは直接的には関係のないことだったはずです。
そうした議論で不安や恐怖を煽っていることが問題で、そこを皆さんに気付いて欲しいと思います。