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▽サル発言

 憲法や安全保障といった基本政策に差がある両党の蜜月は長続きしない。3月、エネルギー価格高騰に関する合同勉強会は原発政策の隔たりを理由に一時凍結。立民の小西洋之参院議員が3月末、衆院憲法審査会の毎週開催を「サル」と批判した発言が決定打となり、共闘は事実上終了した。

 春の統一地方選で飛躍した維新は、衆院選で野党第1党を目指すため「立民をたたきつぶす」(馬場伸幸代表)と息巻く。立民の泉健太代表は「維新は御用野党だ」と応酬し、舌戦は21日閉幕した国会終盤まで続いた。