(CNN) ウクライナのある高位当局者は22日、ロシアに対する反転攻勢の主要な攻撃について、
「本格的には始まってもいない」と述べた。CNNのみに発したコメントで明らかにした。

CNNは21日、西側諸国の当局者らの認識として、ウクライナ軍の反転攻勢が初期段階でさほど成功しておらず、
「どの前線においても期待を下回っている」とする見解を報じていた。上記の当局者の発言はこの報道を
受けてのもの。

この当局者は「反転攻勢全体の軌跡を評価するのは早すぎる」とし、「その主要な攻撃は、本格的には
始まってもいない」と強調した。

その上で、反攻の準備段階に当たる「形成」作戦がまだ行われている最中であり、反転攻勢の評価は秋か
冬になるまで不可能だとの見方を示した。

CNNの報道の中で西側諸国の当局者らは、反攻はまだ初期段階にあり、米国を含むウクライナの同盟国は
時間が経つにつれウクライナ軍が領土を奪還できると「楽観的にとらえている」とも述べていた。
ここ数週間で徐々に始まった反攻の進捗(しんちょく)状況について、米国とその同盟国がより詳細な評価を
下せるようになるのは少なくとも7月ごろになる公算が大きい。
https://www.cnn.co.jp/world/35205624.html